めもかん。

徒然なるままに、ぴよぐらし。

ひよこvs顔の良いキャラくんvs画質の仁義なき戦い

目次

 

はじめに

 ひよこは夢の民である。VRoidのアップデートをしたのをいいことに、「ゆめしゅのすがた」を完全再現したVRoidアバターを使って、夢MMD動画を作ってみようとした。しかし、ひよこは3DCGがわからぬ。対話を試みたが、VRoidと仲良くできなかった。

 むしゃくしゃしたMMD歴実質一年生の成人済み夢幼女、ひよこ。

鶴丸国永とアズール・アーシェングロットで何か作っても許されるか? 許されるな? 許して

 

 これは、神モデラー様のご厚意により配布されている鶴丸国永とアズール・アーシェングロットの、何かPVっぽい格好いい感じの、そんなMMD動画を作るべく奮闘した備忘録である。

 

 Q.どうしてこの二人なの?

 A.好きだから。

 

 ( ・8・ )<言わせるんじゃないぴよ。

 

 

用意したもの

MikuMikuDanceと神モデラー様のモデル

 言わずと知れた3DCGソフトウェアとMikuMikuDanceで読み込むためのpmxファイル。記事書くのに調べたんだけど前はpmdって拡張子だったらしい。知らんかった。

 導入方法とか説明とかは割愛させていただく。

 

AviUtl

 言わずと知れた動画編集ソフト。拡張編集機能(かっこいい効果を付けたり、かっこいいエフェクトを付けたりするやつ)やmp4へのエンコードなどはプラグイン導入したり設定したりしないと使えない。

 導入方法とかは割愛。

 

Asusのノートパソコン

 どうしても新しいパソコンが欲しくて家電量販店で店員に乗せられ衝動買いした。同じ額でこの前グラボ積めるパソコンを弟が買った。とても複雑な気持ちになった。

 

やる気

 私の中では一番重要。やる気がないと何もできない。しかし、ひよこはいつもおねむで、やる気がない。困った。

 

休日

 日本人働きすぎだよ。もう少し休もう。……ね?

 

全知全能の神

 これはリア友から教わったライフハックなのでどこでも使える。

 自らが全知全能の神になる。すると、なんでもできる気がする。するだけだ。しかしこれが自分を上げていく。

 ひよこさんはTwitterで「天才か?」「神の所業か?」と自分を褒めていた。まずは自分を褒めるため、全知全能の神を降ろし、自らが全知全能の神となるのだ。

 

海馬瀬人

 全知全能の神が降りてこないときは海馬瀬人を降ろす。

 合言葉は「貴様に神を拝ませてやる!」である。今回は片方が最強の付喪「神」こと刀剣男士なのであながち間違いではない。

 ところでアズールくん、遊戯王やってみない? きみの「それはどうかな」が見たいが?(誘うな)

 

キャラクターへの愛

 これが無いと二次創作なんてやってらんねー! これが無いと小説なんか書かない。夢なんて見ない。絵なんて書かない。ましてやMMD動画なんて作らない。最大のエンジンブースト。

 

 

動画を作るためにやらないといけないこと

MMDでの作業

MMDとモデル、モーション、ステージ、エフェクト、楽曲データ、その他諸々を導入する

 これができないと動かすのは無理。

 ちなみにエフェクトを盛りたいならゲーミングPCくらいのスペックがないと、すーぐ応答なしとか言うので、エフェクトは最低限にして編集でごまかすか、軽量エフェクトを使うかの二択を迫られる。

 導入方法は割愛。

 

②モデルやステージなどの配置とモーション流し込み

 こちらもやり方については割愛。

 今回は4ステージ+椅子2種類使用。鶴丸国永はモーション反転させている。

 アズール・アーシェングロットのソロパートで使ったステージが床に埋まってしまったので頑張って上に持ち上げた。そのせいでアズール・アーシェングロットのデータを基準にして鶴丸国永のソロパートを作ることになり、座標をTwitterにメモしたりなどした。Twitterをメモ代わりに使うな。

 移動は基本的にxが横、yが縦、zが奥行きらしい。多分。回転はyが横回転ということ以外忘れた。カメラだとzで画面を斜めにできたりするというのはわかるんだけど……。

 

③適宜必要なモーションを作る

 まさか計4パターンもモーション(リップモーション以外)作らないといけないハメになるとは思わないでしょ。やはりひよこ、頭が鳥なのでは?(そうだね)

 編集中、鶴丸国永に複雑骨折させてしまうことが多くて本当に泣きそうだった。アズール・アーシェングロットはそうでもなかったのに……。

 実はこれきちんとフル作るの二作目なんで、ほんと、ほんと、なんかもういろいろ……お許しください……ひよこさん3さいなの……。

 

④カメラを動かしてみる

 鶴丸国永およびアズール・アーシェングロットがいかに格好良くかつ美しくそれでいて均等な割合のカットで撮れるかを、ディレクター兼PV撮影カメラマンの気持ちになってカメラフレームを登録する。

 ちなみにここはキャラくんたちの顔面との戦いになる。しんどかった。公式サイト見た? 神モデラー様のモデル見た? 見て? 二人とも顔がめちゃくちゃいいのである。ほら、好きな子の顔が直視できない現象。あれだよあれ。

 ついでに動画やTwitter告知、サムネイルで使う写真を出力。フレーム登録してなくても画像を好きなアングルで出力できてしまうんだなあ。

 

⑤修正する

 これができたら苦労しねえんだよなあ(キレ)。

 本当は鶴丸国永の戦装束みたいなひらひらした服をなんとか物理焼き込みしてみたかったんだけど、私の技術とPCスペックが追いつかなかったので、致命的な部分だけ、ぴよたちが一生懸命直した。なんと今回そのシーンは使われなかった。どうして?

 

⑥確認する

 再生ボタンを押すと動作が重いときは物理演算とエフェクトを切ってみると軽くなる。物理演算を確認にしないといけないときはオンにして再生しないと驚きの壊滅的破綻が確認できなくなる。

 基本的には④〜⑥を繰り返す。たまに③に戻る。

 

⑦出力する

 AVIに出力する。AviUtlで調整をかけるので無音で出す。私のパソコンで60fps出力したら400フレーム超えたあたりで動作停止した。なので歩行モーション(スロー再生部分)だけ60fpsで、あとは30fpsで出力した。30でも1000フレームくらいでキツかったので分割して出力した。

 鶴丸国永はそんなことなかったのに、何故かアズール・アーシェングロットのエフェクトと物理演算をオフにしたまま何度か出力してしまって、泣く泣く出力し直した。

 このとき、aviファイル名にフレーム数(どこからどこまでか)を書いておくとわかりやすい。私はわかるように「(フレーム数)(キャラ名)(ステージ略称)」にしておいた。

 シーン別撮りするときはきっちりフレーム指定せずにある程度余白フレームを作っておかないと、編集のときに尺が足りない問題が浮上する。

 

AviUtlでの作業

①AviUtlと拡張機能プラグインなどを導入する

 導入方法については割愛。導入すれば後がめちゃくちゃ楽。

 

②aviファイルの配置

 ファイル名という名のメモを参考に動画ファイルを拡張編集タイムラインへぺたぺたっと配置していく。 

 

③効果を付けたり動画を切り貼りしたりする

 一番楽しいところ。BGMに合わせて効果を付けたり動画を貼る。本編や別シーンの調整もする。

 ひよこの十八番はサビ前顔アップ分割表示と振動+音ズレ効果。

 

④オープニングやエンディングを作る

 これは完全に好み。

 前回はエンディング、今回はオープニングでクレジット表記。映画っぽいのを目指した。

 

⑤文字打ち

 名前を間違えないようにド派手に格好良く決める。

 

⑥確認

 RAMプレビューなるものを導入して確認。めちゃくちゃ便利だった。

 ②〜⑤を繰り返す。

 

エンコード

 最重要ポイント。ここで動画の品質が決まる。ひよこのパソコンは設定をいじりまくってよくここで死ぬ。いらんところをいじるからだよ。

 

エンコードに関するメモ】

  • x264guiEx(有名なプラグイン)で出力
  • YouTube投稿前提ならプリセットの「YouTube」、だめなら「高画質
  • ファイルサイズ指定が必要なときだけ「マルチパス」を使う
  • 手っ取り早く綺麗にエンコードできるのは「シングルパス-品質基準VBR」。数値が小さいほど高画質。
  • 速度は「medium」〜「slower」。遅くなるほど画質は上がるがエンコードに時間がかかる。
  • チューニングは基本的に「none」で良い。やるなら「film(実写・CG向け)」「animation(アニメ向け)」「grain(アニメ回想シーンなど細かい粒子が漂っているような映像向け)」が良さそう? →filmでやったら綺麗になった。
  • 音声ビットレート(kbps)はよく分からないけどニコ動みたいな制限がなければとりあえず高音質にしとけって弟が言ってた。

 

 

大変だったこと

鶴丸国永の物理演算

 花丸のへし切長谷部ばりに「鶴丸国永〜〜〜〜〜!!!!!」って叫んでしまった。というのも、原作の戦装束、ひらひらしているだけでなく、鎖もあるのである。そう、刀剣乱舞鶴丸国永は低スペックパソコンだとかなり上級者向けのキャラクターなのだ!(シルク・ドゥ・ひよこ比)

 途中鎖が前に来たり腕に絡まったり腰の鎧が丸まったりちゃんと座らなかったりして、慌ててぴよが修正に入った。

 

「応答なし」

 Windowsを使用する上で嫌いな言葉選手権大会優勝。「応答しろー!!!!!」と何度祈ったことか。しかし、応答したくてもできないのである。そもそも家庭用パソコンで素人がMMDを動かそうなどと考えるのが間違っている。でもゲーミングPC使わないしなあ。(そこでケチるのが良くないのでは?)

 

動作の重さ

 動作が重いのでカメラで音ハメが上手くできなくて泣いた。かなしいね。

 

音ズレの訪れ

 動画編集あるある。聞いてるとだんだん耳がおかしくなってきて「ズレ……ズレてね?」となってくる。ズレてないのに。しかも編集ソフトがどれも重いので余計にそう感じてしまう。つまり、最初のフレームから触るな。つつくな、ったら。

 音ズレが訪れるとき、みんなは音と映像、どちらが先に来てるように感じる? 私はいつも音! それを弟に話したら「完全に人為的ミス(鳥為的ミス)なので音を遅らせれば?」と冷静に指摘された。

 

顔の良さ

 上でも話をした通り、鶴丸国永もアズール・アーシェングロットも顔が良いのである。とても顔が良いのである(シルク・ドゥ・ひよこ比)。さらにひよこは常時「夢フィルター」を持っているので、彼らはひよこに対する特攻を身につけてしまうわけである。

 あ〜! 顔が良い〜! まぶしい〜! 世界が輝いている〜!

 

エンコード

 残り0.01%でクラッシュしたときは泣きそうだった。3時間近く待ったのに。

 

 お姉ちゃん大好きな、とても可愛い弟よ。愛くるしい弟よ。そうは言ってもだな、お絵描きしてるところや動画編集してるところなどは恥ずかしいんだ。隣に座るんじゃない。そして画面を覗き込むんじゃない。早くVRoidで虹野ゆめを作って優勝しな。

 

 

楽しかった / 嬉しかったこと

想定した表現ができた

 イメトレしていたものを実現できたのは本当に楽しかった。神のモーション配布を見つけたときから本気でPVっぽいものを作りたいなと思っていたので、やっと作れたのは嬉しい。

 ラストは特に魂を込めたので是非見てほしい……とか言うとなんか恥ずかしいな。

 

フォロワーの応援

 予告編製作時からフォロワーが「見たい!」「楽しみ!」って言ってくれていたので本当に励みになった。正直、心が折れそうな場面が何度かあった。元々、半分くらいはフォロワーのために作ってたので。

 

 

反省

 モデルや規約などをまとめたエクセルファイルを作っとけばよかったなあと思った。作る前に確認したのに、投稿前に不安になって再確認してしまったので。

 

 

その他

Q.何シーン撮ったの?

共通
  • 本編
  • ラスト 椅子モーション
  • ラスト 椅子のみ(画像)
  • 画像10枚程度
アズール・アーシェングロット
鶴丸国永
  • 紅い壁のステージ 椅子モーション
  • 紅い壁のステージ 椅子のみ(画像)
  • 紅い壁のステージ ソロパート
  • 共通ステージ ソロパート
  • アップ映像 × 5

 

 ( ・8・ )<たくさん撮ってえらーい!

 

 

おわりに

 きみも好きなキャラクターで最強のPVを作ろう!

 

 神モデラー様の力をお借りして作った動画はこちらから。

 おまけの予告編はこちら